6/7(水)

「灯織、俺がドカ食い気絶するとこみてて......」

 

ーーあらすじーー

突如海外出張の決まった283プロデューサーの代理でやってきた俺は、灯織に心配してほしいため、目の前でドカ食いを実践する。

しかし、灯織は前日食レポ練習のため見た「生っすかサンデー 大食い選手権」回でドカ食いへの感覚が麻痺しており......

ーー

 

「チャーハン二杯、ラーメン大盛、よく入りますね」

「アイドルのために頑張らなきゃいけないからな。ただ流石にもう膨れてきたかな?」

ー思えばだいぶ前から限界はきていたが...

「こちら追加のライス大です!」

ーこのように追加オーダーを重ねていた

 

「プロデューサー顔色悪いですよ? 手伝いますか?」

あとに引けなくなっている俺の顔色に灯織が気づく

「や、灯織もお腹一杯だろ。 頼んだ俺が悪いし全部食うよ。」

「そうですね...余計な心配をしてすみません。」 prrrr

prrr......

「あっ、めぐるから電話! 少し失礼しますね」

「灯織......?灯織!?」

「これちょっと美味しいから一緒に食べないー😭

しかし、灯織の姿はもうどこにもなかった。

 

ーーーその時である。

「あ、うそデューサーさん」

ー田中摩美々が来店した

摩美々は灯織の鞄が椅子にあることを目で確認すると、その隣に同じように鞄を置いた。

そして近くに腰掛ける......瞬間、異様なテーブルを目の当たりにし、状況を把握する。

「.........手伝いますかー?」

 

その時だろう。

俺が本物デューサーになることを決意したのは。

 

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