休学して限りなく無職っぽい状態になった。
その経験でより登場人物に近い見方が出来るようになり味わいが増した作品がいくらでもあってその一部を紹介してみたい。精神病や危機感がしっかりある人などにはつらい作品もあるかもしれないがそこらへんは雰囲気で避けてください。
僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って (DOBOOKS)
- 作者: 高村友也
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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死んだらどうなるのか、死んだらすべてが無になってしまうのに意味なんてあるのか。恒常的な正しさはあるのかといったことに執着した著者が社会からはずれて小屋暮らしをすることでずっと一人で考え続けようとする実録。
社会をやらないためにや社会より意味のあることをしたいみたいな生活する上で一度は考えることが私よりずっと頭のいい著者が徹底的に実行しつつもダメそうなので逆説的に社会をやろうという気持ちになった。
高卒で進路選択をいっさいせずになんとなく無職になった主人公の日常系。
百貨店でバイトをするようになりちゃんと就職するまでが二巻で描かれていてそれまでに就職することや働くことの意味について主人公がひとつひとつ答えを見つけていて気持ちいい。きららこういうのあるんですね..
特別熱中するものがなく、友達からは無職予備軍とも言われる平沢唯さんが軽音部で居場所と熱中できるものを見つける日常系アニメ。
最初のシビアなところの詰め方が面白くて、気が利かなかったりどんくさいことが強調される唯さんを人数合わせというオタクに馴染みのある概念がカバーしていて、これから発見するであろう熱中することでコミュニティに馴染めるようになっているのがとても見ていて気持ちいい。
スナフキンソングもすき。